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ファクタリングの審査に必要な書類一覧 

必要書類
この記事では、ファクタリングを利用して資金調達する場合の必要書類を説明します。

ファクタリング会社によって異なりますが、一般的に必要とされる書類は以下の通りです。なお、書類が要求されるタイミングは、申込時、審査時、契約時など様々です。

  1. 身分証明書
  2. 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
  3. 過年度決算書又は確定申告書
  4. 今期試算表
  5. 売掛先への請求書
  6. 請求書以外の成因資料
  7. 売掛先との基本契約書
  8. 現金通帳
  9. 納税証明書・社保の証明書・納付書
  10. 印鑑証明書

それでは1つずつ解説致します。

ファクタリングで求められる書類

1. 身分証明書

ファクタリングは、法人だけでなく個人事業主でも利用できますが、個人・法人問わず代表者の「身分証明書」が必要です。

免許証・パスポート・マイナンバーカード・住民基本台帳カードなど、ファクタリング会社に求められた身分証明書を提示できるようにしておきましょう。

2. 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)

会社法の規定で「商人に関する取引上重要な一定の事項」が記載されている「商業登記簿謄本」は、法人の身分証明書として代用できる書類です。

法人がファクタリングを利用する場合、登記簿謄本(履歴事項証明書)により、会社の存在を証明することが必要となります。

登記簿謄本は所轄の法務局に申請して取得する必要があります。オンラインでの申請も可能で、夜21時まで受け付けています。

なお、手数料として480〜600円かかります。

3. 過年度決算書又は確定申告書

法人の場合は「決算書」、個人事業主なら「確定申告書」が、それぞれ直近2~3年分必要と言われることがあります。

決算書とは、損益計算書・貸借対照表の2種類です。

決算書の作成義務が無い個人事業主は、確定申告(控え)の提出を求められる場合があります。

4. 今期試算表

今期試算表とは、決算が確定される前に作成する集計表のことで、こちらも損益計算書と貸借対照表の2種類があります。

決算月から3か月~半年以上経過している場合、直近の試算表などを提出するように求められる場合があります。

5. 売掛先への請求書

ファクタリングは売掛債権(売掛金)の売買です。しかし売掛債権は目に見えない資産のため、利用者は売掛債権の存在を証明するために「請求書」を提出します。

請求書は、商品やサービスの検収を上げた時、その対価を代金として受け取るために発行する書類なので、売掛債権の存在を証明する書類の1つとして適当です。

しかし、請求書が無い場合でも、請求書以外の成因資料によって売掛金の存在を証明することができればファクタリングは利用可能です。

一方、ファクタリング会社の立場で言えば、請求書だけで売掛債権を存在を確認できない場合があります。請求書は偽造することが可能だからです。

従って、ファクタリング会社によっては、請求書に加えてその他の売掛債権の成因資料を求める場合もあります。詳細については次の6と7でご説明します。

6. 請求書以外の成因資料

請求書以外に売掛債権の存在を証明する成因資料は以下の通りです。

  • 売掛先との個別契約書
  • 売掛先からの発注書
  • 商品やサービスを収めた納品書・検収書

いずれも、売掛先との取引を証明するための補完資料です。

7. 売掛先との基本契約書

長年に渡り売掛先と継続した取引があり、互いの慣習などで請求書や個別契約書を発行していないという場合には、売掛先との基本契約書を提出しましょう。

8. 現金通帳

お金の入出金の情報を確認して、財務状況や取引先との過去の取引を確認します。

通帳を審査に用いることで、利用者の信用度を測ったり売掛債権が存在する事実を補強することができます。

多くの場合は、指定期間分の通帳記録をコピーした書類の提出を求められます。

9. 納税証明書・社保の証明書・納付書

納税証明書や保険料の支払いも、ファクタリング会社によっては提出を求めてくる場合があります。

税金・保険料の未納・滞納があると売掛債権を差し押さえをされる可能性があります。

ファクタリング会社によっては税金の滞納といった状態でも利用可能な場合がありますので、利用前に問い合わせましょう。

10. 印鑑証明書

印鑑証明書とは実印が本物であることを証明する公的証書です。

お住いの役所または会社所在地を管轄する役所で、印鑑登録を行い、証明書を取得してください。

個人事業主の場合、印鑑登録は身分証明書をもって役所に行けばその日のうちに手続きが完了します。

印鑑登録カードも同時にもらえるので、あとは役所かコンビニで印鑑証明書を入手できます。

法人の場合は登記所にて印鑑カードと合わせて交付請求を行います。法人登記手続きの際に印鑑カードの交付請求も行っておきましょう。

まとめ

ファクタリングを利用するためには様々な書類が必要となりますが、概算価格を知りたいだけなのに、全ての書類を提示することはとても面倒です。

ファクタリングマッチは、請求書の提出で概算価格を比較できるサービスです。

概算価格を見てファクタリング会社の当たりをつけ、書類を揃えて本見積を取得すれば効率的に交渉可能です。

ファクタリングで資金調達したいときは、まずファクタリングマッチで比較することをオススメします。

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